お茶漬けを食べるときのマナーは


お茶漬けの食べ方

フレンチやイタリアンなどの食事のマナーでは食べている時に音を立てると言うのはタブーとされています。日本人の中にはこのマナーをかたくなに守って、ざるそばやラーメン、うどん、お茶漬けなども音を立てないように、気にしながら口に運んでいる人も見かけますが、これって意外とナンセンスです。というのも、元来日本の伝統の食文化には粋というものがあり、食べ方にも粋に食べてこそという食べ方のスタイルがあります。蕎麦やお茶漬け、うどん等はそんな食べ物の典型です。

特にそばなどは昔から粋な食べ方というのが言われています。江戸ではそばを数本箸で掴み、そばチョコに入っているそばつゆにわずかにつけ、スッと一気にすすり上げて食べるというのが粋な食べ方だといわれています。あくまでもするすると食べるのがポイントでこの音までもが粋だと言われています。ズルズルと言う音を出しては無粋の極み。しかもこのズルズルと音をたてて食べるよりもするすると食べる方がそばの風味もたっぷりと口の中と鼻の奥で味わえるそうです。

お茶漬けも同様にヘンに音を立てないように、米粒だけを箸ですくいあげて、ちょっとずつ食べようものなら、せっかくのお茶漬けも台無しです。そんな時はまず、茶碗を持ち上げて茶碗の縁に口先を軽くつけ、箸を使ってさらさらと口の中にかき込み、おもむろに漬物などをポリポリ食べ、またお茶漬けに戻り、さらさらといただく。この組み合わせが食べている方もそれを見ている方も絶妙で絶品なのです。あくまで「さらさら」であり「ズルズル」ではありません。この無粋なズルズルと言う音が出る原因は、明らかに口の中にかき込む量が多すぎるためです。よって少量ずつ箸でうまく口の中にかき込めば、「ズルズル」ではなく「さらさら」と言う耳障りの良い音が出ますのでぜひお試しください。日本の食事は日本のマナーで粋に食べたいものですね。

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