2015年に話題を集めた記念日は


「記念日」が急増している。日本記念日協会に登録されている数は1300件を突破。特に2011年以降
は毎年100件を超えるペースで新設されており、右肩上がりで増えている。

そして2015年には、過去最多の168件(12月14日時点)もの記念日が誕生した。記念日は、企業や団体、個人が
記念日協会に申請すると、審査を経て登録料10万円(税別)で認可される。

政治的、宗教的、反社会的ではないことが条件で「2015年は74%が認定された」(日本記念日協会代表理事の加瀬清志氏)という。

ここ数年、記念口の申請が増えている理由について、「テレビの情報番組などで取り上げられ、僅かな出費で大きなPR効果が期待
できることが認知されてきたため」と加瀬氏は分析する。

では、2015年に新設された記念日のなかで、メディアなどからの問い合わせが多かったのは、どういった記念日だったのか。
 
1位は「乃木坂46の日」。アイドルグループ乃木坂46のデビューシングル発売日を、所属事務所が記念日として申請した。「スポーツ
紙やネットメディアで大きく取り上げられ、CDの売り上げ、ライブの動員とも増えた」(乃木坂46合同会社)という。

2015年は、それまでと比べて、地方の団体や自治体が記念日を制定するケースが多かった。3位「青森のお米『晴天の霹靂』の日」は、
青森県産米が食味ランキングで特Aを獲得したことをPRするため、地元の農協が申請した。10月10日は、米の収穫期であることに加え
て晴れの日が多く、また、「1010」が「センテン(青天)」とも読める語呂合わせにも由来する。

記念日の登録証授与式の様子は、多くのテレビや新聞で取り上げられて、「お米の発売日には開店前から300人の行列ができたり、即日完
売した店もあった」(JA全農あおもり)。

大分県の豊後高田市では、地方創生事業の一環として、3つの記念日をまとめて申請。観光客や買い物客の誘致を狙った「昭和の町の日」(7位)と、若者の移住促進を目的とした「移住の日」(8位)が注目を集めた。

同市では今後、それぞれの日に合わせてイベントを開催する予定で、集客効果に期待を寄せている。

記念日は一度認定されれば更新料はかからない。手頃なPR手段として、2016年もその数は増えそうな勢いだ。

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