むくみという悩み

たくさん眠ったあとの朝の足はすっきりしていて、

歩いていても違和感がなかったのに、夕方になると足が

パンパンにむくんで靴がきつくなるという女性は

多いのではないでしょうか。

むくみは軽度、重度に関わらず、二足歩行をする

人間ならでは進化したゆえの悩みかもしれません。

人間の体内は水分で60パーセントが占められていて、

むくみの原因になる水分は重力の影響を受けるため

起立していると下肢方向へと向かっていきます。

仕事や家事などをして長い間立っていると、心臓に

帰っていく血液の流れが滞って、炎症した血管の

細胞膜から水分が染み出してくることにつながります。

起床して縦になった瞬間から足に向かって重力がかかるので、

仕事終わりの夕方には足に水分が溜まって

むくんだり痛んだりしてしまうのです。

立ち仕事以外でも、ただ座っているだけでむくむことはあります。

オフィスで長時間同じ姿勢で座っていたり、

家事が終わってソファーでテレビを見ながら

あまり動かないという人の足にもむくみになる恐れはあります。

一昔前より、病気以外の原因で慢性的にむくみを

気にする女性がだんだん増えているように思えます。

それはなぜかというと、足の形の変化と歩かない生活に原因はあります。

むくみに特に悩んでいるというのは、比較的筋肉量が

多い男性よりも筋肉量が少ない女性に顕著にみられます。

コマーシャルでも着圧ソックスなどのグッズや

サプリメントが宣伝されているので、女性のむくみに対する

関心度が年々高まっていることは明らかなのではないでしょうか。

下肢に溜まった血液を押し戻すためには筋肉という

ポンプが欠かせないのですが、 最近、若い女性の足がほっそりと

してほとんど筋肉がないという状態に変化しています。

筋肉量が少ないので、足が自然と内股になるというのは

日本の女性の特徴だといえます。

同じアジアで骨格が似ていても韓国や中国の女性は、

日本人女性のような内股歩きはしないそうです。

女性たちにとって、足を細くみせるということは一つのおしゃれなので、

運動で集中的に鍛えて脹ら脛や太ももに筋肉を

つけるということはあまり好みません。

さすがにアスリートのような筋肉は日常生活を

普通に過ごすには必要ないかもしれませんが、

それでも現代社会は移動手段に車やバス、電車などが

使用されている便利な時代です。

昔の人のように、自分の足で歩かなければどこへも行かれないという

時代ではありません。

むくみを解消するためには、運動をして適度な筋肉を

足につけるということを意識して行わないと、毎日の生活では

歩く時間もあまり確保できないので筋肉は鍛えられるどころか衰えていきます。

長時間同じ体勢でいる働き方や交通手段の便利さという

現代の社会生活と、見た目的に足が細い方がおしゃれという

美意識の変化がむくみを助長させている要因なのかもしれません。