栄養ドリンク剤にだまされるな!


栄養ドリンク剤

「最近ちょっと元気が出なくて…」と手軽に飲まれているのがいわゆる「ドリンク剤」。

しかし、自動販売機に缶コーヒー、缶ジュース類などといっしょに

並んでいるのは「清涼飲料水」であってドリンク剤ではありません。

「ドリンク剤」とはあくまでクスリであり、ラベルには赤字で「医薬品」と表示され、

用量も「大人一日一回一本」と明記されています。

(飲み過ぎれば当然副作用のおそれもあります)

ちなみに、容量一〇〇ミリリットル以下五〇ミリリットル超のものは「ドリンク剤」、

五〇ミリリットル以下のものは「ミニドリンク剤」として分類されています。

ドリンク剤には、「疲労回復・食欲不振・発熱性消耗性疾患・病中病後・

栄養障害・妊娠授乳期などの栄養補給……」といったたくさんの効能が

記載されていますが、これらをまとめると

「肉体疲労時の栄養補給・滋養強壮・虚弱体質」の三つになります。

厚生省もこの三つ以外の効能は認めていません。

ドリンク剤に含まれているのは、主に次のような成分の組み合わせです。

タウリン(アミノエチルスルホン酸)

心臓のアミノ酸の約半分を占める含硫アミノ酸。

コレステロールの低下や乳幼児の成長促進に効果があることが指摘

され、肝機能や循環機能改善剤として使われるが、

イカ、タコ、貝類などの軟体動物、カツオの血あいに豊富に含まれています。

塩化カルニチン

胃液分泌作用、胃腸運動亢進作用をもち、総合健胃薬にも配合されています。

グルクノラクトン 

肝臓などで毒物の毒性を軽減したり、なくしたりする作用をもつ解毒薬。

リン酸リボフラビン 

ビタミンB2.高脂血症に有効といわれています。

塩酸ピリドキシン

ビタミンB6.妊産婦や授乳婦など、食事からの摂取が不十分な場合などに使われています。

二コチン酸アミド 

ビタミンB複合体(B群)の一種。欠乏すると、口内炎や接触皮膚炎、光過敏性皮
膚炎などにかかりやすくなります。

イノシトール 

ビタミンB複合体(B群)の一種。筋肉に含まれるので筋肉糖とも呼ばれています。

ビタミンBI 

欠乏すると、末梢神経炎、筋肉疝、関節痛、消化器障害が起きます。

水カフェイン 

中枢神経興奮作用があり、眠気を除去します。

一方、麗麗しい箱入りのミニドリンク剤の多くは、これらビタミン類に

加えてさまざまな生薬(ニンジン、ジオウ、イカリソウ、エゾウコギなどの

植物性生薬、ロクショウ、ゴオウなどの動物性生薬)の動物性生薬)の

エキスを配合したものです。生薬を使っている分だけ値段も高くなってます。

ドリンク剤を飲んだ直後の効果は心理的なもの?

ドリンク剤やミニドリンク剤に含まれる成分の薬効は確かなものですが、

飲んで実際の効き目があるかどうかは人によって異なります。

これはいかなるクスリについてもいえることです。

飲んだ直後に元気が出たように感じるのは、微量に含まれるアルコールの

せいともいい、薬効そのものよりも心理的効果のほうが大きいともいわれています。

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