最近獣医さんの日々奮闘を題材にしたドラマが放送されています。
その中の獣医さんのセリフに「犬にも気持ちがあるんだ」という
言葉がありました。
そうなんです。物言わぬ動物というよりも耳を澄まして心を研ぎ澄まして
いると、聴こえて見えてくるものです。
犬はそれ以上に表情に感情を表したり体全身で
その思いを飼い主に伝えようとする愛しい生き物なのです。
家族が悲しんでいると同じように悲しい顔をします。
そして家族の喜びを自分の喜びのように共感してくれるものです。
そんな犬の心の機微を一番の理解者になって把握
するべきなのはオーナーさんなのです。
犬は比較的痛みには強い生き物とされていますが極力痛い思いや
辛い思いを未然に防いであげることも愛情の一つです。
それは過保護に育てると言う意味ではありません。
最低限の安全を確保して屋外室内問わずに
犬の動きを妨げるような危険を避けて
安全な食事を提供するという事に尽きるのです。
何も特別な事ではありません。
ただ気持ちを常に向けてあげることで
犬の気持ちには自然に気付くものです。
飼い主側の勘も働いて体調の変化やいつもとは
違う何かに気づいてあげられるものです。
犬の一番良い表情というのは安心して満たされた時です。
口角が少しだけ上がってうっすらと微笑んでいる
ような表情を見た時にこちらまで満たされるものです。
些細な毎日の繰り返しの中で犬の気持ちに気づいてあげてください。
その犬の苦手なこと、嫌いなこと、それがわがまま
という範疇を越えて気質的に無理ということであれば
極力避けてあげてください。それが苦痛を無くす一つのコツです